【プレイ解説】白鴎大学 4年 松下 裕汰選手 「コンタクトフィニッシュ」2021年インカレ決勝より
先日行われたインカレ(第73回全日本大学バスケットボール選手権大会)の男子決勝。
東海大学 vs 白鵬大学のハイライトから、MVPに選ばれた白鴎大学4年の松下 裕汰選手(緑66番)をピックアップ!
ペイントアタックする際のコンタクトの仕方、フィニッシュに注目して解説します。
1本目は動画3:43~
リバウンドからの速攻でマッチアップがズレた場面、松下選手にマッチアップするのは
大学屈指のビックマン、身長198cmの八村選手(白86)
この重心からは精々腕を伸ばす事くらいしか間に合わない。
松下選手は接触した衝撃でそのままジャンプし、フローターを沈める。
自分が勝てるタイミングやスペースが生まれるのを待ち、先に仕掛ける事で
相手が飛べない瞬間にシュートを打つ事に成功しました。
2本目は動画5:51~
P&RでDFはオーバーで追いかけ、マークマン(白24)が後ろにいる2on1の場面。
どちらもマークに戻れていないタイミングを見失わず、スピードでアタック。
ドリブルをキャッチしてからの一歩目で、コースに入れていない八村選手にコンタクト(10:24~)
これでブロックに飛ばせず、更にファウルも獲得。
この時佐土原選手がヘルプに出たが、両手でボールを抱えすり抜けることでかわす(ラグビーステップ)
最後の二歩目でバランスを保ち、シュートを狙う時間と空間を確保。
バスケットカウントで勝利を大きく引き寄せました。
松島選手はこの試合両チーム最多の18得点。
大学バスケ回屈指のサイズと能力を誇る東海大学相手に、ペイント近辺のシュートを量産。
コンタクトを恐れずアタックし続け、「シュートが打てる所で打つ」為の身体操作が随所に見られました。
松島選手はOFだけではなく、DFも常にハードワークしチームを牽引。
身長180cm以下の選手が全国レベルで戦うにはどうすれば良いか?
他カテゴリーの選手にもお手本となるような素晴らしいプレーでした。
GNU Basketball Training の個人ワークアウトでは
「ビックマン相手にシュートを打ち切るコンタクトスキル」
「密集地帯でシュートスペースを生み出す身体操作」
を指導していきます。
改めて白鵬大学の皆さん、優勝おめでとうございます!
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